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WHAT’S DDS?

In Preparation.

◆DDSの定義

  • Drug Delivery System
  • 薬物送達システム
  • 期待する主薬理活性とともに、薬物治療の弊害となる毒性も併せもつ薬物に、ある種の衣を着せて、 『必要な場所』  に 『必要な量』  を『必要な時間』 だけ作用させる 即ち薬物の持つポテンシャルを最大限に発揮させるための理想的な体内動態に制御して、その有効性、安全性、使用性を向上させる技術・システムのこと

◆3つのDDS

  1. 放出制御型DDS
  2. ターゲティング型DDS
  3. 吸収促進型DDS

※音声はありません。

◆DDSの重要性

  • DDS技術は創薬のための重要なツールの一つとして、その地位を確立したと言っても過言ではない。(DDSそのものが薬になるのはもちろん、創薬コンセプト・標的のバリデーションのために、核酸デリバリー技術などが既に使われている。)
  • 新薬をなかなか創出しにくくなった昨今では、その重要性がますます高まっている。
  • ADCやRNAi薬、mRNAワクチンなど、最初からDDSとのセットで開発せねばならないものが出始めた。

◆企業におけるDDS開発の留意点

  • 有用性において合成新薬や誘導体にも優ること
  • “製剤としての器”が完成するまで長期的な投資が必要 ← 会社&研究者に余裕があるか?
  • 製剤技術の独創性を保証する必要:特許戦略
  • 学問、組織横断的な共同作業が重要: 主薬理・安全性・薬物動態・合成・分析・製剤・・・(近年は、①DDSに入れやすくするための薬物側の改変・誘導体合成、②DDSのための添加物 [ex. 脂質誘導体、高分子] 合成も盛んになっている)

◆既存薬 / 新薬のDDS開発形態とその特徴

<参考資料>

2022年1月12日&19日に東京大学薬学部(対象は3年生)において実施した最終講義の資料を添付します。ちょうど30年間にわたり、東京大学薬学部学生(2年生、3年生)にDDSの面白さ、素晴らしさを教えてきました。

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こちらをクリックしてください↓↓↓

菊池寛_東大薬学部非常勤講師_講義資料2022年1月12日

菊池寛_東大薬学部非常勤講師_最終講義資料2022年1月19日

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リポソームの創始者である故A.D.Bangham博士と共に
@リポソーム生誕30周年国際会議(1995年3月、英国)

Bangham先生はこの時(1995年)75歳であったが、当時リポソーム生誕30周年というこ
とは、世界に大きな影響を与えることになったリポソームを見出したのは、先生が45歳の
時という計算になる。医学・生物学・薬学などは、数学や物理学と異なり、歳を取ってか
らでも新しい発明・発見ができる分野であると考えており、菊池が今も研究を続けている
所以でもある。